リアル

井上雄彦の「リアル」第5巻が昨日出たので購入して読む。

バガボンドは読んでないから何とも言えないが流川・桜木・赤木の3人を
リアルにそのまま移し変えたようなキャラが登場してるのを見ると
作者のある種の人に対する理想みたいなのが見えてくる、という錯覚を抱く。
(漫画の場合は、主人公クラスの登場人物には作者から見て
必ずポジティブな意味(理想像など)が与えられていると思う。小説は違う。)

福本伸行の「カイジ」「涯」「天」「アカギ」「銀と金」を見ても、

・カイジ型(逆境に強い)
・アカギ型(非人間的な精神力を持つ)

のいずれかは必ず登場する(「黒沢」は例外)。
これも福本の理想像なんだろうか・・・と思ったのだけど、
よく考えて見ればどっちも「どのキャラがウケがいい」というところを
リサーチした結果の単なるマーケティング戦略という可能性もあるわけで、
そう考えると登場人物から作者の根本思想(その人の理想像など)を
見出そうみたいな、純文学系のものを読む場合にはまあまあ有用で
面白い試み自体が、漫画に対しては全く無意味で無価値に
思えてきたのでこれにて終了。
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by pastimeparadise | 2005-11-20 02:46 | 雑記


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