誤発注利益返上(15日3時追記:斜体部分)

株誤発注、利益返上の証券会社は50社計209億円

みずほ証券が昨年12月、ジェイコム株に誤った売り注文を出した問題で、日本証券業協会は14日、証券会社が誤発注によって得た利益を返上する受け皿となる「証券市場基盤整備基金」に、50社が総額209億2355万円の拠出を申し出たと発表した。

 みずほ証券は誤発注に伴い407億円の損失を被ったが、各社からの利益返上額はその約半分にあたる。

 各証券会社が返上するのは、誤発注に乗じてあげた自己売買益や、昨年12月13日に1株91万2000円で強制的に現金決済した際の売却益で、50社は自主的に返上を申し出た。

 日証協によると、1億円以上の利益を返上するのは16社で、UBS証券の120億円が最も多く、次いでクレディ・スイス・ファースト・ボストン証券が33億3812万円、モルガン・スタンレー証券が11億4600万円と、外資系証券が上位に並んでいる。

とのことですが、利益を返上したら返上した企業の株主に株主代表訴訟とか
起こされないんでしょうか?

倫理的には正しくても返上すればせっかく得た利益をドブに捨てることになります。
評判リスク(この場合は、「この企業は金のためなら非倫理的行為でも何でもやる」
と投資家に認識されることによる株価低下の効果)が減ったことによる
株価上昇効果も期待できるものの、例えばUBSなんかは120億の返還。
つまりUBSは自ら120億円の損失を選択したことになります。
と考えると、明らかに返還による損失の効果が大きいと思われるので
株価は下がったことでしょう。

というわけで、今回利益を返還する企業というのは、非倫理的であれ何であれ、
合法的に得た利益をわざわざ返還してわざわざ自社の株価を下げることになるわけですが
このとばっちりを受けるのは当然株主です。株価が下がるわけなので…。
このように会社(の経営陣)の独断でわざわざ株主の利益を損ねるようなことが
行われて実際に株価が低下して株主が損失を被った場合に
先ほど言った株主代表訴訟を株主が起こす可能性は極めて高くなります。

(説明不足だったので追記しました)

さて今後どうなるかな。株主代表訴訟が起きてくれれば面白いのですが。
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by pastimeparadise | 2006-02-14 22:31 | 雑記


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