文藝春秋

文藝春秋を久々に読んだ。
この雑誌はせいぜい芥川賞が発表されたときくらいしか買わないので
実際に買ったのはかなり久々のことですが、今回はかなり面白かった。


<その1:村上春樹の原稿流出事件>
村上春樹の生原稿が神田の古本屋やネットオークションで流出していた事件について、
流出の犯人(中央公論社の編集者)に関する記憶を辿りつつ説明したものです。
犯人は村上がジャズバーか何かをやっていた頃の常連客で、
村上が文壇デビューする前からの相当長い付き合いの男らしい。
しばらくはいい関係だったものの、あるときからその男の態度が豹変し、
村上が彼に預けた原稿が、彼の生前には彼自身の手によって、
そして死後にはその家族によってマーケットに流されたとのこと。

村上春樹は死者に鞭打つことはしたくないと考えたのか
「彼との付き合いにはいいことも悪いこともあったが、結果的にはよかったと思っている」
などと言ってましたが、結局のところはブチキレているというのが
かなりよく伝わりました。

彼にしては相当に感情を出していた方だと思います。


<その2:塩野七生の中国批判>
小さい記事。批判というよりは単なる怒りに近いものがありました。
他の先進国は経済発展と国際社会での紳士的な態度の向上が並行していたが
中国はそうではない、つまり経済は発展しても相変わらず国際社会で傍若無人である
というのが彼女の主張。衣食足りても礼節を知らないってことでしょうか。
この人の言い方はかなり感情的というかヒステリックな感じがしたけれど、
主張そのものに関しては全くその通りだと思いました。
すぐ隣に迷惑な国が2つもある日本は不幸です。


あとは最近よく登場する藤原正彦とかも書いてましたが読んでません。
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by pastimeparadise | 2006-03-15 02:17 | 雑記


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